デジタルサイネージは「電子看板」のことで、電子的な表示機能を使って情報を配信する広告宣伝方法です。多くの人の目を引き、見た人の印象に残りやすいという特徴があります。
街中が広告に溢れている現代では、このような新しい取り組みによって他社の広告との差別化が必要なのです。
しかし、いざデジタルサイネージの導入を検討した時に「どの業者を選ぶべきか分からない」と感じる方は多いでしょう。
今回の記事では、デジタルサイネージ業社の分類や、選び方についてまとめました。デジタルサイネージの導入を検討しているのなら、ぜひ参考にしてください。
目次
デジタルサイネージ業者の仕事の分類
デジタルサイネージ業社を選ぶ際には、まずそれぞれの仕事の分類を理解する必要があります。
ここでは、デジタルサイネージ業社で行っている仕事について説明しましょう。
【ヒアリング・広告の提案】
デジタルサイネージの導入目的・利用用途・使用環境・台数・導入希望時期などを顧客からヒアリングし、顧客に適した提案及び見積もりを作成します。
資料を作成し、完成後のデジタルサイネージが顧客にイメージできるようにするステップです。
同時に、デジタルサイネージの種類やスペックについての案内も行います。この時に提案可能なデジタルサイネージの種類・スペックは業者によって変わります。
【デジタルサイネージの制作】
契約後に提案に沿ったデジタルサイネージ広告の制作を進めます。コンテンツ制作の対応をしていない業者も存在します。
【デジタルサイネージの設置作業】
完成したデジタルサイネージ広告を実際に所定の場所に設置します。表示確認・システム調整も実施されます。
【デジタルサイネージの運用とフォロー】
設置されたデジタルサイネージの運用と不具合発生時のフォローや、情報更新などを行います。
アフターフォロー体制の整っている業者では、トラブル発生時の対応も請け負っています。
デジタルサイネージ業者の選び方
デジタルサイネージが社会に定着し、多くの業者がデジタルサイネージを提供しています。選択肢が増えたことにより、デジタルサイネージ業社の選定が難しくなったと言えるでしょう。
ここでは、デジタルサイネージ業社の選び方についてまとめました。
【どこまでの工程を行ってもらえるか?】
デジタルサイネージ業社は、業者によって依頼可能な工程が限られている場合があります。
例えばコンテンツ制作ができない業者・設置作業までは行っているものの運用やフォローなどのサポート体制は用意されていない業者などが存在するのです。
もちろん、デジタルサイネージのコンテンツ作成やアフターフォローを別の業者に外注するという手段もありますが、複数の業者を利用すると、コストが高くつく・選定や契約の手間が増える可能性が考えられます。
そのため可能な限り、提案から運用・フォローまで全ての工程を任せられる業者を選ぶと良いでしょう。デジタルサイネージに関わる全ての工程を一つの業者に依頼することで、自社のデジタルサイネージをより効果的なものにできるでしょう。
また、デジタルサイネージは運用中の不具合・故障が発生する恐れがあることも忘れてはいけません。設置して終わりではなく、しっかりとしたアフターフォローが期待できる業者を選んでください。
【導入方法やサービス内容】
デジタルサイネージは非常に種類が多く、各業社はそれぞれの強みを活かしたサービスを提供しています。
そのため、自社が希望するデジタルサイネージに対応している業者を見つける必要があるでしょう。
例えば、背面が透けて見える透過型のデジタルサイネージなどは、取り扱いのある業者が限られます。
また、業者によっては、デジタルサイネージの購入・レンタル・リース対応のどれかのみにしか対応していないこともあります。
長期利用を前提としているのに、レンタルやリースのデジタルサイネージを導入してしまうと、結果的に多くのコストがかかる可能性もあるため、利用期間も考えた上で業者選びをしてください。
【実績を確認する】
デジタルサイネージ業社は、業者ごとに別の得意分野があるものです。室内設置のタッチパネル式デジタルサイネージを得意とする業者・屋外向けの大型デジタルサイネージを得意とする業者などが、その例です。
そのため、依頼を検討している会社の実績を確認して、自社が希望するデジタルサイネージの実績が多い業者を選ぶと良いでしょう。
実績が多いデジタルサイネージは、その業者の得意分野であると考えられます。
また、自社が理想とするデジタルサイネージが存在する場合には、そのデジタルサイネージを作成した業者をあたってみるのもお勧めです。
まとめ
デジタルサイネージは見る人の目を引く・記憶に残る優れた広告であり、簡単に内容変更が行えるなど多くのメリットがあります。
しかし、自社の希望するデジタルサイネージに適した業者を選ばなければ、期待通りの効果が得られなくなってしまうでしょう。
この記事を参考に、提案から運用・フォローまで全ての工程を依頼可能な業者を見つけ、デジタルサイネージの導入を成功させてください。